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帝京中学校・高等学校
東京都板橋区にある共学校「帝京中学校・高等学校」は、中学・高校共に生徒それぞれの進路に合わせたコース別での学びを提供しています。
2025年からは、中学にインターナショナルクラスが新設され、創立80年の伝統を守りながらも変化の激しい多様な社会に活躍できるグローバルな人間の育成を目指し、カリキュラムを含めた学校生活の変革が行われています。
今回は、インターナショナルコースの主任である関先生にお話をお伺いしてまいりました!

海外研修プログラムの特色
同校の高校のインターナショナルコースは、2つの課程に分かれています。
高校1年生全員が1年間海外留学する「海外留学課程」と、国内でネイティブ教員によるオールイングリッシュ授業やスピーチや論文に取り組みながら英語力を伸ばす「英語特化課程」があります。
「海外留学課程」の1年留学は、高校1年の8月に1年間の留学に出発します。
行先はアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスと国もさまざまです。
この留学の最大の特徴は1つの学校に1人で留学するということです。
海外留学課程は同時期に全員で留学に行きます。しかし、全員、行先が異なるため、自分の力のみで現地でコミュニケーションを取ることになり、より密な海外体験が期待できます。 また、全ての学校に対し交換留学という形をとっているため、一般的な留学と比べて費用を抑えることもできています。

英語を活かせる学校行事・取り組み
同校では、2025年より新たに中学でもインターナショナルクラスが新設されました。
高校のインターナショナルコース同様に英語で考えることに重きをおいたカリキュラムで進められ、中学1年生、中学2年生では、英語・社会・数学を段階的にオールイングリッシュ授業に移行していきます。
また同校の高校のインターナショナルコースの生徒は、オールイングリッシュのさまざまなプログラムにおいて、中学生のサポートを行っていきます。 探究学習と英語学習の2つの柱を掲げた「グローバルリーダープログラム」は、高度な英語力とともに、社会における課題の発見と問題解決能力、人間関係における協調性や主体性、表現力などのリーダーシップの育成につなげていきます。

高校のインターナショナルコースでは「模擬国連」の授業や「弁論大会」、「英語劇」、「スタディツアー」を通して、より多くの人々と交流し、議論や協働を通じて国際社会の抱える課題に対して理解を深めていきます。
「ベトナムスタディツアー」では、地雷で被害にあった方の話を聞いたり、被害者が集う病院を訪問して問題に触れる機会を設けたりしています。
さまざまなプログラムが用意されているため、生徒が向き合う探究学習のテーマが見つけやすい環境となっています。生徒は自発的に動いて、探究学習のテーマを見出し、取り組んでいます。
また、同校のインターナショナルコースはICUと高大連携しており、探究学習のサポートを受けています。
同校では、中学卒業までにCEFR A2レベル(英検準2級程度)、高校3年1学期までに、CEFR B2レベル(英検準1級程度)取得を目標としています。
英検と共にIELTSに力を入れており、年1回学校会場で全員受験を実施しています。 海外大学進学にも力を入れており、UPAS(海外大学進学協定校推薦制度)に加盟しています。また、アメリカの高校卒業資格を取得可能なDDP(デュアル・ディプロマ・プログラム)を希望者対象に設置しています。

帝京が求める生徒像とは
インターナショナルコースの主任である関先生に同校の生徒の印象をお聞きしたところ、
「(インターナショナルコースには)非常に積極性のあるアクティブな生徒が多い」と言います。
同校の生徒は、学校生活の中で社会的な課題となっている事象に対して、主体的に興味を持った探究テーマに出会い、高校3年生で志望校を決定する時には、学びの先に自分が将来やりたいことがわかった上で進路を選んでいます。
そのため、第一志望、第二志望のいずれかに受かっている生徒がほとんどとのことです。 なお、海外からの編入に対しては随時受け入れを行っているのも同校の魅力のひとつです。「学期途中でも大丈夫です。一度ご相談ください」とのことです。

学校名:帝京中学校・高等学校
所在地:東京都板橋区稲荷台27-1
TEL:03-3963-1168
都営三田線 板橋本町駅より徒歩8分
JR十条駅より徒歩12分
ホームページ:https://www.teikyo.ed.jp/