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かえつ有明中・高等学校
東京都江東区にあり、中高一貫の共学校「かえつ有明中・高等学校」で、広報主任の内山先生にお話を伺ってまいりました!

2024年3月完成 新芸術教室棟

2024年3月に新校舎「新芸術教室棟」が完成しました。
校舎名「BLOOM」は、生徒によって名付けられました。生徒一人ひとりが自分自身の創造の幅を超えて自らを自由に表現して「花が開く」。そんな願いが込められています。
“芸術棟”なので、美術の授業で使用する校舎を想像しますが、使用する教科はあえて決めていないそうです。これから用途に合わせて、生徒たちと校舎づくりをしていこうという意向とのことです。
1階には、同校の美術教員が監修したという、木のぬくもりを感じる広々とした教室があります。ピアノやプロジェクターも用意されているので、多目的な使い方ができるようになっています。

3階には工芸や美術に取り組める教室があり、生徒が制作した木造品がたくさん並んでいました。思う存分、制作に取り組めるように、シンプルな木製の机や壁の塗装、床にしているそうです。

2階には、ミシンなど制作に使える機材が用意され、作業机がずらりと並んだ教室が2教室あります。

屋上には植栽ができるように花壇が用意されていて、これからさまざまな活動ができる環境が整えられています。
生徒と共にいろいろな体験ができる校舎にするため、多様なワークショップが企画されているとのことでした。
入学してからも安心の放課後講習
同校は「多様性」を大切にしており、さまざまな境遇で育った人が集まって個性を発揮し、それを受け止め合おうという校風です。そのため、一般生、国際生混合でクラス分けを行っています。

同校では、海外の学校に通っていた日本の学習に不安のある中学1年生に向けて「放課後講習」という弱点科目の支援体制をとっています。
科目は国語・数学・理科・社会です。授業に沿った内容で、理解できなかったところを補う講習を行っています。
各教科、週2回ずつ同じ内容の講習が用意されているので、部活動などのスケジュールに合わせて受講できます。
また、より個人の弱点に絞り込んだ内容の「個別講座」もあり、生徒の希望に合わせて弱点対策ができるシステムが整っています。

海外大学への進学サポートが充実
海外大学の進学を視野に入れている生徒には、サポート体制が充実しています。
同校に在籍している10名のネイティブ教員によるサポート体制のほか、「デュアルディプロマプログラム」があります。このプログラムでは、かえつ有明に在籍しながらアメリカの高校の授業をオンラインで受講します。日本とアメリカの高校卒業資格を取得でき、卒業後はアメリカの提携大学に推薦入学ができます。
「UPAA」という推薦制度は、同校が英語学習に使用しているWeb上の学習システムで英語試験のスコアを取ると、学校の成績に応じて提携しているアメリカ、イギリスの大学推薦をもらうことができる制度です。
「UPAS」は、海外の大学が学内の多様性を高めるために設けた日本人学生を対象とする特別入試制度です。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの大学と提携しています。
充実したサポート体制のもと、海外への進学実績も大きく伸ばしています。

学校名:かえつ有明中・高等学校
所在地:東京都江東区東雲2-16-1
TEL:03-5564-2111
りんかい線東雲駅より徒歩7分
ホームページ:https://www.ariake.kaetsu.ac.jp/