- 近畿
- 兵庫県
小林聖心女子学院小学校・中学校・高等学校
兵庫県宝塚市にあり、昨年創立100周年を迎えた小中高一貫の女子校「小林聖心女子学院小学校・中学校・高等学校」で、中高主幹の熱田先生にお話を伺いました!
![](https://online.meimonkai.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/07/1.jpg)
12年一貫教育 賢明な女性を育てる3つのStage
同校では、生徒の発達段階に応じた学習指導、生活指導を行うために、小中高の12年間を3つのStageに区分して指導を行っています。
小学1年生から小学4年生までのStageⅠは、「基本・習慣・規律」を大切にし、キリスト教的価値観に基づく全人教育の土台づくりを目指しています。「朝の英語モジュールタイム」では、フォニックス学習で英語のベース作りを行っています。また、奉仕活動として「おにぎり募金」という活動があります。「おにぎり募金」とは、一週間に1回お弁当をおにぎりだけにして、おかず分の費用を募金するという活動です。また、一人1台のiPadを授業で活用し、学習の理解度を深めているとのことです。
小学5年生から中学2年生までのStageⅡは、「共有・責任・主体性」を大切にしています。4学年で「StageⅡ生徒会」を運営し、朝礼や学校行事で小・中の垣根を越えて積極的に連携しています。また、StageⅠと同様におにぎり基金を行うほか、奉仕活動として、フィリピンの子どもたちが使う教材づくりや雑巾縫いなどに取り組んでいます。
中学3年生から高校3年生までのStageⅢは、「自己理解・広がり・方向性」を大切にしています。姉妹校との交流、海外体験学習、ボランティア学習を通して、他者に対する理解を深め、自身の使命感を見出しています。「聖心の祝日記念行事」には、全校生徒が人のためになることを実行します。たとえば、車椅子体験もそのひとつで、他者の立場を考える機会になります。
![](https://online.meimonkai.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/07/2.jpg)
![](https://online.meimonkai.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/07/3.jpg)
社会に役立つ 英語力を身につける
小学1年生から、ネイティブの教員と日本人の英語教員によるフォニックスなどを使った英語教育を少人数で始めていきます。ネイティブの教員によるインタビューテストも行われ、英語力をより正確に測っています。小学5年生から英語文法を学び始めます。6年生では、海外の姉妹校から留学生を迎え、書道、華道、百人一首などの日本の文化を英語で伝えています。
中学2年生からは習熟度別クラス編成となります。中学3年生からはエッセイやプレゼンテーションなどで自分の考えを具体的に伝える機会を設け、英語で発信する力をつけていきディベートに挑戦します。幅広いテーマに対して、相手が分かるように英語で話すことの大切さを学んでいきます。
Global Issues(グローバル・イシューズ)
グローバル・イシューズは、高校2年生の必修科目です。現在、ネイティブの教員と日本人の英語教員が指導を担当し、世界で起こっている紛争や人種差別、ホームレスなどの問題を取り上げて、深く掘り下げ、英語で調べたりディスカッションをしながらプレゼンテーションを準備していきます。この授業を通して、英語の力を伸ばすだけでなく、社会のために自分たちに何ができるのかを考え、行動できるように成長します。
![](https://online.meimonkai.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/07/4-576x1024.jpg)
高い難関大学進学率
同校の生徒は、少人数制の指導の効果が出ているためか、「面接に強い」とのことです。上智、東京理科大、ICU、関関同立の指定校推薦枠があり、その枠を使っての進学率は、昨年は高校3年生の約37%でした。卒業生の半数が国公立、早慶上理、MARCH、関関同立へ進学するという輝かしい実績を出しています。
学校名:小林聖心女子学院小学校・中学校・高等学校
所在地:兵庫県宝塚市塔の町3-113
TEL:0797-71-7321
西宮北口駅から阪急今津線 小林駅下車 徒歩7分
ホームページ:https://www.oby-sacred-heart.ed.jp