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実践女子学園中学校高等学校

東京都渋谷区にある、中高一貫の女子校「実践女子学園中学校高等学校」で、広報部部長の羽生田先生にお話をお伺いしてまいりました!

<写真:校舎外観>

地球規模の諸問題に取り組む

同校は、2022年に世界最大規模の学校ネットワーク「ユネスコスクール」に認定されています。
ユネスコスクールの国際指針により、年に2回、国際デーを記念して、学校全体で祝う取り組みを行っています。

6月の「世界環境デー」ではワークショップを実施したほか、プラスチック問題をテーマに全校生徒参加の「実践環境会議」を開催しました。

プラスチック問題においては、普段から生徒会が主体となり、使い捨てコンタクトケースの回収活動行うなど、さまざまな課題に対して継続的に問題解決に取り組んでいます。

10月の「世界食糧デー」では、実践女子大学の教授を招いて講演をしてもらい、全生徒の理解のもと、家庭で持て余している食料を集めて寄付をする「フードドライブ」活動を行いました。
同校では、このようなユネスコの理念に通じた地球規模の諸問題に同校オリジナルの探究授業であ「未来デザイン」で取り組んでいます。


また、その内容をさらに突き詰める「スコレー」という希望者制の講座でもテーマとして取り扱っています。

さまざまな場面で環境問題や国際理解について考え学ぶ機会を設けています。

<写真:未来デザインルーム>

実践を意識したグローバル教育

同校では、社会とのつながりを意識し、国際的な場での活動を想定したグローバル教育を展開しています。

中学1年生の必修科目である「日本文化実習」では、華道(小原流・桂古流)、茶道、箏曲(生田流・山田流)、和装着付、仕舞の7種から自分の興味のある日本伝統文化を1つ選択して専門の先生方の指導を受け、しっかりと身につけます。

まず自国の文化を知り、日本の伝統文化について伝えられる力を身につけたうえで異文化と交流し、互いを理解し尊重することにつなげていきます。

中学の英語授業では、入学前のクラス分けテストによって決められたレベル別の授業を行っています。
10名のネイティブ教員によるEC(英語コミュニケーション)の授業では、独自のカリキュラムでスピーキングやライティングなどの英語力をしっかりと身につけます。

また、ネイティブ教員による放課後講座も充実しています。

「Survival English for Traveling/Homestays」という講座では、海外旅行やホームステイの場を想定した英会話を学びます。中学3年生以降の海外研修の際に、ホームステイ先で家族の一員として家事の手伝いをするという場で困らないように、例えば「家のベッドメイキングをしてきましょう」という課題が出るなど、具体的な場面を想定して英語を学びます。

実践を意識したグローバル教育によって、将来、国際的な社会に出た場合に自信をもって一歩踏み出せる力を身につけていきます。

<写真:3つの多目的な用途に対応した体育館を備える創立120周年記念体育館>

社会とつながりをもった教育

同校では、創立者であり、日本の女子教育の先駆者である下田歌子先生が残した「女性が社会を変える、世界を変える」という建学の精神を今も受け継いでいます。そのため、企業や地域と連携し、社会とつながってさまざまなことにチャレンジする機会を設けています。

例えば、企業と連携した授業のひとつとして、山崎製パン株式会社協力のもと、「コラボレーションランチパック」を制作しました。

創立者の下田歌子先生の名前にちなんだ「う~タコス!」という商品名の「ランチパック」は、2024年に制作され、実際に関東エリアのスーパーでも販売されました。

ミートチリフィリングとアボガドチーズクリームが入ったランチパックとなりました。

開発チームはオーディションによって選ばれ、味だけでなくパッケージデザインにも、生徒のアイデアが生かされています。

自分たちで考え、制作にたずさわったものが市場に出るという貴重な経験から、起業することに興味をもつ生徒もいるようです。

<写真:山崎製パン×実践女子学園コラボ商品う~タコス ※すでに販売は終了しています。>

「渋谷異文化交流体験プログラム」は、中学3年生が3日間かけて取り組む、地域と連携したグローバル教育のひとつです。

少人数のグループをつくり、各グループに1人、日本に学びにきている外国人留学生がつきます。
1日目は、校内で留学生と中学1年の時に日本文化実習で身につけた教養を活かした文化交流を行います。

2日目は、グループごとに留学生と共に渋谷の街へ出てのフィールドワークです。
渋谷というさまざまなバッググラウンドをもつ人が行き来する街がどのように多様性に対応しているのかという視点で街を見て歩きます。

海外から日本に来ている留学生の新鮮な視点と自分たちが見る街の見え方をともに共有することで、価値観や感覚の違いがあるということに体験を通して気づきます。

3日目は、渋谷でのフィールドワークによる気づきや発見を英語でプレゼンテーションして発表します。

<写真:羽生田先生>

学校名:実践女子学園中学校高等学校
所在地:東京都渋谷区東1-1-11
TEL:03-3409-1771
JR渋谷駅より徒歩8分
ホームページ:https://hs.jissen.ac.jp/

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