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富士見中学校高等学校

東京都練馬区にあり、「社会に貢献できる自立した女性」を教育目標として掲げ、生徒たちを幅広い進路へ導く教育を行っている中高一貫の女子校「富士見中学校高等学校」。今回は、村上教頭先生にお話をお伺いしてまいりました!

<写真:校舎外観>

豊かな心を育む上質な教育

同校には、1940年に山種証券(現SMBCフレンド証券)創業者で、全国初の日本画専門の美術館「山種美術館」を開館した山崎種二氏が同校の運営を引き継いだという歴史があります。
学校のルーツに深く名を刻む山崎種二氏にあやかり、「米」「金融」「日本画」をテーマに掲げた教育に取り組んでいます。
校内の各所には、山崎種二氏が収集した絵画が飾られていて、生徒たちは何気ない日常の中で本物の芸術に触れています。
「疑似株式投資」では、中学3年生から高校2年生が専用のプログラムを用い、1000万円を元金として4カ月間、株式投資の疑似体験を行います。
株式投資を通して、社会情勢に自然に関心を持ち、お金の流れを学ぶことによって、将来の自分の身を守るための正しいお金の知識を習得します。
さらに、チームで株式を運用する経験を通して、チームワークやディスカッションスキルなど、社会で活躍するためのスキルを磨きます。
山崎種二氏が米問屋に奉公し、米相場において成功を収めたことから、中学1年生が校内で「米作り」を行っています。
「米作り」は、2024年から始まった取り組みです。
春には校内につくったミニ田んぼで中学1年生の有志15名が田植えをして稲を育て、千葉県の九十九里にある田んぼでは農家の方の指導を受けながら稲刈りも体験しました。
9月に行われた芙雪祭では、校内と九十九里で収穫したお米を「富士見米」と名づけ、販売しました。

<写真:かつてあった建物の基礎の中にビニールを敷き、水を張っている>
<写真:収穫された富士見米>

東京理科大との高大連携プログラム

<写真:多目的な授業に対応している図書館L-Hubの一角>

同校は、近年、生徒の理系志望者が増加傾向にあるということもあり、2020年より東京理科大学と教育における高度な連携を図る協定が締結され、さまざまな学びで相互の関係を深めています。
キャンパスツアーや大学教授による模擬授業が行われたり、探究学習の発表の際には同大学の学生に見てもらい新たな視点からのアドバイスを受け、探究学習の内容をさらに発展させたりしています。
探究学習の一例として、同校生徒が東京理科大学の川村研究室を訪れ、地球温暖化問題に向き合い環境にやさしい発電として自転車発電装置を製作したことがあります。
このプログラムに参加した生徒たちは、この学びをいかして同校に地域の小学生を招き、実験教室を開催しました。
大学生との探究プログラムで、ハイレベルな学びを受けるだけでなく、自分たちが学んだことを小学生に伝えるなどのアウトプットをすることにより、学んだ知識の定着を図っています。そうすることで、教えることの楽しさを実感する生徒もいるようです。
同校は、文部科学省によりDXハイスクールとして認定されており、その補助金によってデジタル機器を中心に、理系分野におけるハイレベルな教育環境が整えられています。今年度は理科大連携のひとつとして、理科大生の指導のもと小学生に向けた3Dプリンター体験教室を実施、3Dプリンターも8台あり、授業や校外イベントなどで活用されています。

<写真:3Dプリンター>

海外に向けたサポート体制

2021年に設立されたグローバルセンターには、海外留学など教育旅行に精通した方を専門職員として迎え、留学や海外大学進学のサポートを行っています。
留学エージェントや旅行会社での実務経験のある専門スタッフが校内に常駐することによって、生徒は気軽に留学についての相談や手続きを校内で行うことができます。
アメリカやオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、台湾、ベトナムなど多くの国外研修プログラムを設定している同校では、在学中に多くの生徒がなんらかの形で海外に行き、語学力を養いグローバルな視野で物事を考える力を養っています。

<写真:村上教頭先生>

学校名:富士見中学校高等学校
所在地:東京都練馬区中村北4-8-26
TEL:03-3999-2136
西武池袋線中村橋駅より徒歩3分
ホームページ:https://www.fujimi.ac.jp/

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