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佼成学園中学校・高等学校
東京都杉並区にあり、2024年に学園創立70周年を迎え、日本初のIELTS推進校に認定されている中高一貫の男子校「佼成学園中学校・高等学校」で、南井教頭先生にお話をお伺いしてまいりました!

起業家を招き起業家精神を学ぶ
中学・高校で開設する「グローバルコース」は、世界基準でものごとをとらえ、世界平和実現のために貢献できる真のグローバルリーダーになることを目的としたコースです。
高校の「グローバルコース」では、探究プログラムとして「Project:LEAP」にて、アントレプレナーシップ(起業家精神)を学びます。
3人程度のグループを組み、起業家になったつもりで社会課題の発見と解決に向けて取り組みます。
1学期中にそれぞれの課題テーマを決め、プレゼン内容を作成します。
夏休みに8名の起業家を招き、生徒のプレゼンを受けてフィードバックしてもらいます。1日目に8名の起業家から受けたフィードバックの内容をその日のうちにブラッシュアップします。翌日、また違う起業家8名にプレゼンをし、フィードバックをしてもらいます。
このように、生徒のプレゼンに対して、実際に起業した社会経験のある大人からさらなる課題の提案やアドバイスをもらい、自分たちで改善案を考えるという繰り返しにより、ビジネス思考を身につけていきます。
「Project:LEAP」の締めくくりとして、高校2年生の3月にボストンに行き、現地の起業家に向けて英語でプレゼンを行います。
その他、外部のコンテストでも発表し、多数の入賞成績をおさめています。

社会を生き抜くための資質と能力を身に付ける 探究プログラム
同校の探究プログラムは、文系分野、理系分野双方の探究的手法を学年ごとに段階的に学んでいきます。
中学1年生では、自然科学系のテーマで探究していきます。
中学2年生では、人文・社会科学系のテーマについて探究していきます。
探究のノウハウが身につきはじめた中学3年生では、中学3年間の締めくくりとしてフリーテーマでの探究を行います。1学期から課題に取り組み、9月の文化祭でポスターを用いて中間発表を行います。探究プログラムの最後の仕上げとして、2月の卒業発表会にて論文を作成し、プレゼンを行います。その論文は、論文集として製本されることになります。
中学3年生は作品集、高校2年生は論文作成に取り組みます。
過去には、中学からザリガニについての探究を続けた生徒が「ザリガニの胃石」を発見しました。それをまとめた論文「カルシウムがザリガニに与える影響」が、高校生国際シンポジウムにて文部科学大臣賞 生物学分野最優秀賞を受賞しています(受賞は高校2年生時)。

多様な大学への進路指導
同校は、国公立大学や難関私立大学への進学実績をはじめ、シンガポールにある南洋理工大学など有名海外大学への進学実績も伸ばしています。
海外進学アドバイザーが常駐し、生徒のやりたいことを聞き取り、その生徒にとって親和性のある学校へ導いています。
「Project:LEAP」などのフィールドワークが豊富である同校は、総合型選抜を利用しての大学進学も非常に伸びているようです。

学校名:佼成学園中学校・高等学校
所在地:東京都杉並区和田2-6-29
TEL:03-3381-7227
丸の内線方南町駅より徒歩5分
ホームページ:https://www.kosei.ac.jp/boys/